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コラム第22回
あれ?もしかして昔より歯茎が下がってる?

[2023.01.30]

鏡を見たら昔に比べて歯茎が下がったなと思うことはありませんか? 

歯茎が下がってしまうと、冷たいもので染みやすくなったり、歯周病になりやすくなったりなどの様々な弊害があるんです。ではなぜ歯茎が下がってしまうのでしょうか。 その原因の根源にあるものは「歯にかかる力の問題」です。 具体的な内容と、日々注意することについて見ていきます。

噛み合わせ

歯にかかる力、という点では、まず噛み合わせによるものがあります。 受け口(下顎前突)、出っ歯(上顎前突)、開咬、虫歯や歯周病で歯を失ったなど、理想とする噛み合わせに比べて噛み合う部位が少ない場合、噛む力が特定の歯に集中してしまうことになります。

歯ぎしり、食いしばり

歯ぎしり、食いしばりは普段の食事の際に咀しゃくする時と比べて、何倍も大きな力が歯にかかっています。 しかも、歯ぎしりでは歯を横に倒すような力がかかります。  また近年では、寝ている間の無意識の時にだけ起きるのではなく、日中でも歯ぎしりや食いしばりをしていることが明らかになってきました。 これをTCH(歯列接触癖)と言います。

歯ブラシの当て方

歯みがき 歯みがきの時にしっかり磨こうと思うあまり、ついつい力強くブラシを当てていませんか? また、その当てる部位が歯だけでなく、周囲の歯肉にも当たっていませんか? 歯ブラシが強く当たることで、歯肉がダメージを受けてすり減ってしまい、歯茎が下がる要因になります。

その他の要因として…

またそのほかの要因として、喫煙、飲酒、糖尿病なども原因の1つになります。

歯茎が下がってしまった場合の対策

歯茎が以前より下がったように感じる方は、できる限り優しくブラッシングをすることを心掛けましょう。 このとき使用する歯ブラシは、“ふつう”か“やわらかめ”がおすすめです。 ちなみに、柔らかめの歯ブラシで優しくブラッシングするだけでは、十分に歯の汚れ(プラーク)が落ちない可能性がありますが、デンタルフロスを併用すればこちらの問題もある程度解決できます。 また、歯ぎしりや食いしばりがある方は、歯科クリニックでマウスピースを作成し、歯や歯茎に強い負荷をかけないようにするのも効果的です。

 

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